修士一年夏休み26日目

9/4(日) 曇り

7時半くらいに起きた。朝ご飯をおねだりする声は聞こえなかった。その姿を少し思い出しつつ起きた。変わりにうちの指導教官が新聞に載ってるという声で起きた気がする。おはようと声をかけたときは割と冷静だったけどスマホを見ていくつか返信が来てるのを見て涙が出てきてしまった。起きてから体を擦ってるときはそうならなかったのに違うところでそうなるとは予想外だった。手も少し震えるなんて。少し寂しくなって、でも何人かでも少しだけ知ってもらえたことにホッとした。知ってもらえて喜んでもらえてると思いたい。その嬉しさがちゃんとあったことを書いておきたくてまた適宜日記に書き留めている。

今日は色々と準備するものを準備する。9月に入ってから涼しい日が続いていて本当に良かった。あくびで目に溜まっているけど流れ落ちるわけではない涙を誤魔化している。バレてそうだけど。そもそもあくびで涙が出ない人もいるらしいというのを聞いたことあるし。本当のあくびとの区別がつかなくなるのが良いことなのかはわからない。

良い小説を読んだあとみたいに、誰も会話してないときの、音が少ない時間が耳につく。会話してない時間は自分の頭でなにか考えてる時間で、その時に考えることと言ったら今は思い出とかそういうのしかないからかもしれない。そういう現象は少し切ないけどとても幸せで良い小説を読んだときによく生じるから今のこれもそんなに悪い心地ではないかも。悲しさはちょっとそれよりは多いけど。

頭をなでてる姿を見てたら、固まっていたせいか最近は閉じていで見ることができなかったけど、耳がピンともとに戻る様子が見れた。頭を撫でるときに耳も撫で付けられるけどその後に戻ろうとするところ。そんな様子でも嬉しい。今はこの体があるけど葬儀の後撫でることもできなくなってしまうと寂しい。前に撫でていた感触も忘れず、今もしっかり撫でて送り出そうと思う。

なんかこの調子だと出かけるまでずっと書いてしまいそう。まあいいかなそれでも。

出かけてダンボールを買ってきた。60cm×90cmくらいの大きさのダンボールが欲しかったんだけどそのレベルの大きさはなかった。その半分くらいの大きさがあったからそれを組み合わせる工作をすることにした。意外と悲しくならず楽しく工作ができた気がする。出かけるときになんとなくついてきてる感覚でいた。最期に作ってあげられるものだからかもしれないと日記を書きながら気づいた。保冷剤も少し買って、家のすごい近くに氷屋さんがあったので明日そこで朝にドライアイスを買いに行くことになった。帰ってきてから工作して結構いい感じのができた。意外と大きかったんだなあってなってる。足を伸ばして首も伸ばして寝てるかもしれない。ダンボールとか保冷剤といっぺんに買ったから下手したらホームセンターの人たちに怪しまれているかもしれない。

帰ってきて工作が終わってからは少し気分転換にグランツーリスモやってた。となりでゲームやれるうちにやっておくという口実のもと。あとそういえば毛も取っておいた。少しだけ頂戴した。アクセサリーを作ろうと思えば作れるらしい。栞にするのもいいと思ったけど手触りが残っててくれるといい。だけどどれくらいもつようなものなのかわからないから少し栞用に取っておこうと思う。いつみてもただ寝てるだけのよう。

最近はそうでもなかったけど日常の中の不確定な物音がなくなってしまったことに気づいた。やっぱりそういうのは寂しい。また今のうちに撫でておこうと思う。

段々と保冷剤がジリ貧になってきたし少し柔らかくなった気がする。保冷剤を冷凍庫に増やした分全部を完全に凍らせるまで行くまでに交換することになる。まあでもでかいペットボトルを凍らしたのがあるしそれで夜は越せる。あとは明日買うドライアイスで出来る。やっぱり3日超えるくらいは全然苦じゃなさそう。この一週間のほうが大変だった。というか昨日の日記の日付を間違えてることに気づいた。まだ読み返せないからササッとそこだけ編集しておいた。

頭のところにも氷を置いておいたらなんか風邪引いてるみたいな感じになっちゃった。少し場所を移動させて冷房の風が直接当たるところにした。寒いと文句言われてしまいそう。そこに移動させたらパソコンの位置から少し遠くなってしまったけど。今日の夜と明日はとなりで数学をしようと思う。いつもそうしてたし。

とかいいつつ配信をダラダラ見てる。一周回っていつも通りって感じ。まあ明日は進捗報告会的なのもあるし午前中は強制的にやらないといけないんだけど。とりあえず寝る前にまた保冷剤を取り替えたほうが良いか確認を忘れないようにする。ここ最近は早寝早起きだったから日付を超えるころにもう眠くなってきてしまう。そろそろ寝ることにする。