修士二年2Q12日目

4/12(水) 曇り

8時過ぎに起きた。今日は大学に行こうか悩んでいたけど結局行った。とくにやることがあったわけじゃないんだけど。実際そこまで進捗があったかと言われるとそういうわけでもない。

とにかく午前中から行ってずっと論文を読んでいた。途中ちょっと久しぶりに会った人とかと話したり質問されたりしたけど。今日読んだところはp^n-torsionの層に関するRiemann-Hilbert対応の証明がメインだった。結局これらは帰納法的にp-torsionの場合に帰着させていた。ほとんど前の場合と同じようなことが成り立つという気持ちになった。実際そうだし。今日記を書いている夜に今日やったところを見直していたけど結構やっていた。なんかすごい平坦に行間なく書かれているせいで一気に読み終えてしまうのかもしれない。その分悩んでないから頭にしっかりと入っている感じもそんなにしてない。適宜見返すなり流れを再生してみるなりしたい。

結局大変なところがあんまり良く分かってなかった。solution functorが同じようにほとんど完全であることもとあるExt^1が同型になることから出していた。すごい帰着のさせ方が上手いと思う。多分なんだけどそういうp^n-torsionからp-torsionの場合に帰着させる方法は結構いろいろなところで使えそう。まあこういうところがそのまま混標数に持っていけないところだということはわかった。

その後は今まで読んだところの大域化の章に入った。ここらへんで午後になっていて眠くなっていてあんまり集中できなくなっていた。ちょっと進めたけどなんかよくわからないところが出てきた。etale層とかのところについてやっぱり知識が足りてない気がする。まあ根性で読むんだけど。

それであんまり集中もできていなかったので家に帰った。帰り際に朝井リョウの正欲を読み終わった。とてもおもしろかった。こういうのを10周年で書くというところにちょっと朝井リョウの印象が変わった。もっときれいなものばっかり書いているもんだと思っていた。またちょっと他のも読みたい。

帰ってきてからはちょっと続きをやっていた。大域の場合にも同じような性質が定義できて、それでなんかやってるんだけどちょっとそこの同値がよくわからない。こういうのは続きを読んでいけば残りがわかるようになってくるものだと思ってるけど。

明日は午後に授業がある。指導教員の授業なので専門分野ぴったりだしとても楽しみ。バイトも木曜日ではなくなったので少し時間に余裕ができたし連日の登校が続くけど頑張っていきたい。そういうことで今日はまた少し続きを読んでから寝る。